2010年02月27日
メルトダウン金融溶解
靴のなかで足が悲鳴を上げる。しごと上がりの足で、職場の近くのブックオフへふらふらと向かった。岩波文庫の群棲してる箇所では、石川淳の『森鴎外』が目をひきつけた。でもそれを棚に戻して、ふらふら。ハードカバーの棚に視線をさまよわせながら、漂流。いろんな書籍に目が止まったけど、『メルトダウン金融溶解』ってゆうのが、いかにも寒々とした感覚を予想させたし、最近また金融に対する関心が盛り上がってきてるので、棚のあたしの目の高さあたりからひっぱり出した。トーマス・ウッズなる人物が著したこの著作は現在の不況の構造や原因に迫ってるんだけど、「ケインズはセーの法則を誤解してた」とか、オーストリア学派とか、「フランクリン・ルーズベルトが不況を長引かせた」とか、あるいは連邦準備制度にこそ責任があるとか、それはそれはおもしろそうな見出しばかり。恐ろしく読みやすい感じで、勉強にもうってつけな感じがした。刻々と購買意欲が盛り上がってくるのを感じてた。本来の定価1890円の約半額の値がついてた。たしか960円だったと思う。その値段に次第に納得して、あとすこしでレジへ持ってこうとしてたとき、ある考えが浮かんだ。盛んにケインジアンを批判してるけど、著者はもしかしたら、新自由主義者なのではないかしらってゆう疑問。学術的なケインズ批判なら興味は大ありだけど、いい加減なものなら願い下げ。その場でケータイからネットで調べてみようと思った。でもおそらく簡単に調べはつかないかも知れないって思って考え直した。きょうのところはこのまま撤退。今月は、下旬に岩波文庫の春の復刊が大量に予定されてることをきのう知った。あたしの興味あるものだけ挙げてもウェルギリウスの『アエネーイス』上下、ラムの『エリア随筆』、ゴンクウル兄弟『ヂェルミニィ・ラセルトゥウ』、メリメ『シャルル九世年代記』、バルザック『ツールの司祭赤い宿屋』、シュトゥルム『白馬の騎手他一篇』、フローベール『三つの物語』、レールモントフ『ムツイリ悪魔』、『アエネーイス』、『ツールの司祭』、『三つの物語』は、店頭に現れたのを見つけ次第に、あたしの部屋の収納問題を再燃させることが確定。まだある。『風土記』、本居宣長『古事記伝』全4冊、上田秋成『胆大小心録』。関心をさほど引かないものを入れてないけど、それらもかなりの数で、全体として見ると圧巻。









